金木犀(キンモクセイ) Fragrant olive

2009/10/20
キンモクセイ
モクセイ科
学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus f. aurantiacus


キンモクセイのいい香りが漂ってくると、秋が来たなぁと実感します。
さてさて今もちょうどそんな時期。
どこから漂ってくるんだろう?と不思議に思っていたら、すぐ隣の家にありました。
灯台もと暗し★ですね

このキンモクセイ、享保4年に日本にやってきたそうです。
享保というと、あの暴れん坊将軍吉宗の時代ですね。
そして、雄の木と雌の木があるそうなんですが、日本に来たのは雄のみ。
なので実ができないんだそうです。

花言葉は「謙虚、謙遜、真実、真実の愛情、初恋、気高い人、あなたは高潔です、陶酔」
姿はなくとも香りだけが引き立って感じるからなんでしょうか?
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葛(クズ) Kudzu, Kudzu-vine

2009/10/14
クズ
マメ科
学名:Pueraria lobata

別名:葛葛(クズカズラ)、真葛(マクズ)、裏見草(ウラミグサ)



とっても香りのいい花です。
山に行くと甘い香りが漂ってきて、葛が咲いているなぁとわかりますね♪

役に立つ植物で、葛切や葛饅頭の和菓子の常連。
風邪のときに飲んだりする葛根湯もこの葛の根から作られます。
蔓もかごを編んだりするし、使えるところ満載です。

花言葉は「活力、芯の強さ、治癒、恋のため息」
これはやっぱり役に立つ植物ならではの花言葉なんでしょうか??
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女郎花(オミナエシ) Ominaeshi

2009/10/12
オミナエシ
オミナエシ科
学名:Patrinia scabiosaefolia

別名:女飯(オミナメシ)、血眼草(チメグサ)、粟花(アワバナ)、粟穂(アワボ)、粟盛り(アワモリ)、乳草(チチグサ)、盆花(ボンバナ)、敗醤(ハイショウ)



春の七草は食、秋の七草は観賞といいますが、この女郎花も控えめな花。
別名の粟花というのは、花の様子が粟に似ているからなんだそうですが、女郎花(じょろうはな)なんてなんで??
昔は粟が女性の食べる穀物だったからとかもあるけど、どうなんだかねぇ。

花言葉は「美人、約束、はかなき恋」

女郎花の名前の由来にもう一つ。
愛を交わした男と女。
帰郷した男は女のことを忘れて別の女と結婚をしてしまいました。
男を訪ねてきた女はそのことを知り、川に身を投げました。
彼女の脱ぎ捨てた衣のあとから1本の花が咲きました。
それが女郎花の花だということです。

悲しい謂れのある花です。
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藤袴(フジバカマ) Thoroughwort

2009/10/10
フジバカマ
キク科
学名:Eupatorium fortunei(E. japonicum var. fortunei; E. japonicum)

別名:蘭(アララギ)、蘭草(ランソウ)



秋の七草のひとつです。
薬草植物園で見たのが生まれて初めて。
藤袴って綺麗な名前の花が、見た目はこんなに質素だったとはびっくり。

この藤袴、名前の由来は花の形が袴に似ているからなんだそうです。
うーん。
どのあたりが似ているのかわからないのは、わたしの見方が悪いんでしょうか。

花言葉は「ためらい、遅延、躊躇、あの日を思い出す、優しい思い出」
やさしい色合いと花の感じがぴったりの花言葉です。
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桔梗(キキョウ) Balloon flower

2009/10/09
キキョウ
キキョウ科
学名:Platycodon grandiflorum

別名:岡止止岐(オカトトキ)、蟻火吹(アリヒフキ)、桔梗(キチコウ)



桔梗というと小学生のころ、根をもらってそこから花を育てた記憶がうっすらとあります。
種じゃなくて根なんだ~と不思議に思ったもんですねぇ。
その後、引っ越しを何度かしてあの桔梗もどこかへ置いてきてしまったまま。
今思うと、根をもらっておけばよかったかも。

花ことばは「清楚、気品、変わらぬ愛、誠実、従順、優しい愛情」
このうちでも色で意味が変わって、紫だと「友情」、白だと「清楚」だそうです。
すらっと立った様子がこの花ことばのように見えるのかもしれません。
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吾亦紅(ワレモコウ) Great burnet

2009/10/06
ワレモコウ
バラ科
学名:Sanguisorba officinalis

別名:吾木香・我毛香・我吾紅・我毛紅・吾紅・我木香・吾毛香・割木香(ワレモコウ)、団子花(ダンゴバナ)、地楡(ジユ)



この花を見ると、秋が来たなぁ。。。としみじみした気分になるんだよね。

きっと昔は道端に咲いていたんだろうけど、今はすっかり花屋さんで見かける花になってしまいました。
この写真もフラワーガーデンで撮ったもの。
日本の原風景ってどこへ行ってしまったんだろう。

この花、実は花びらがありません。
花びらのように見えるのは萼なんだって。
ついぞそんなこと知りませんでした。

花ことばは「感謝、変化、愛慕、移り行く日々、物思い」
なんだか秋っぽい感じです。
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彼岸花(ヒガンバナ) Short tube lycoris


ヒガンバナ科
学名:Lycoris radiata var. radiata

別名:曼珠沙華・曼殊沙華(マンジュシャゲ)、石蒜(セキサン)、死人花(シビトバナ)、捨子花(ステゴバナ)、一枝箭(イッシセン)、幽霊花(ユウレイバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)、剃刀花(カミソリバナ)、灯籠花(トウロウバナ)、天蓋花(テンガイバナ)、墓花(ハカバナ)、火事花(カジバナ)、狐花(キツネバナ)、狐松明(キツネタイマツ)



別名がたっくさんある花です。
秋になるとお寺や川の土手、畑や田んぼの畦に並んでいるのが目につきます。
きれいな花なんだけど、毒があるからなんでしょうか?
どちらかというと忌み嫌われている花です。
英名のlycorisは、ギリシア神話に出てくる海の精(ニンフ)のLycoriasからつけられたそうです。
ところ変われば印象もずいぶん変わるものだねぇ。

花ことばは「悲しい思い出、想うはあなた一人、また会う日を楽しみに、情熱、恐怖」
とてもさみしげな花ことばです。
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時計草(トケイソウ) Passion flower

2009/06/07
トケイソウ
トケイソウ科
学名:Passiflora caerulea

別名:パッション・フラワー、ボロン葛(ボロンカズラ)、花時計草(ハナトケイソウ)



英名のpassion(=the Passion)はキリストの受難の意味。
南アメリカを旅行中のスペインの宣教師たちが発見したとき、花柱をキリストに、放射状にひろがる部分を後光にたとえたのが謂れだそうです。
時計の長針と短針になぞらえたのとは大きく違って、意味のある名前なんですね。

花言葉は「信心、宗教、信仰、宗教的熱情、聖なる愛、神聖な恋、恋の激しい苦しみ、隠し持った情熱、奇抜」
やっぱり宗教色の濃い言葉が並びます。
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捩花(ネジバナ) Chinese ladies' tresses

2009/06/06
ネジバナ
ラン科
学名:Spiranthes sinensis var. amoena

別名:文字摺・捩摺(モジズリ)、文字花・捩花(モジバナ)、左巻(ヒダリマキ)、しんこ花(シンコバナ)



小学生のころは近所の芝生に夏になるといっぱい咲いていたネジバナ。
いつの間にか姿を見なくなってしまいました。
そういえば大学で、ネジバナは最近は貴重種だから採らないようにとか言われたっけ。
子ども時分はいっくらでも花摘んで遊んでいたのに、そんなことになっていたんですね。
このねじねじっとねじれて咲く姿がとってもかわいいんだよなぁ。

花言葉は「思慕」
郷愁を感じさせる花です。
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ジャガイモ Potato, Irish potato

2009/05/31
ジャガイモ
ナス科
学名:Solanum tuberosum

別名:ジャガタライモ、阿蘭陀薯(オランダイモ)、馬鈴薯(バレイショ)、五升薯(ゴショウイモ)・八升薯(ハッショウイモ)、江戸薯(エドイモ)、夏薯(ナツイモ)、二度薯(ニドイモ)・三度薯(サンドイモ)



小学生のころは近くの畑でジャガイモの花を見かけたけど、最近じゃ滅多に見なくなりました。
名古屋でもめっきり田畑が少なくなったよねー。
これは名古屋から離れて岐阜県の県境付近で見かけたジャガイモの花です。
薄い紫の花がかわいらしいよね。
このジャガイモの名前、ジャカルタから伝わったからジャガイモなんだって。

花言葉は「慈善、慈愛、情け深い、恩恵」
もしかして食用になるからこの花言葉??
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山法師(ヤマボウシ) Dogwood

ヤマボウシ
ヤマボウシ
ミズキ科
学名:Benthamidia japonica(Cornus kousa)

別名:山桑(ヤマグワ)、唐桑(カラグワ)、犬桑(イヌグワ)、野桑・柘(ノグワ)、鳥足(リノアシ)、団子木(ダンゴギ)、団子花(ダンゴバラ)、繭玉木(マイダマギ)、山車(ヤマグルマ)



ハナミズキと似ていますが、これはヤマボウシ。
白い花びらのように見える部分、これは実は総苞といって花の外側を包んで支えている部分なんですね。
この総苞の幅がせまくとがっているのがヤマボウシ、幅が広く先がまるっぽいのがハナミズキ。
近所にハナミズキの街路樹がずらーっと並んだ道があるんですが、ヤマボウシは見ないなぁ。
ハナミズキの華やかな感じが街路樹向きなんでしょうか?

花言葉は「友情」
親友に送りたくなる木ですね。
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赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ) Rose evening-primrose, Pink evening-primrose, Redflower eveningprimrose

2009/05/17
アカバナユウゲショウ
アカバナ科
学名:Oenothera rosea

別名:夕化粧(ユウゲショウ)



いつの間にか我が家に咲いていた花。
月見草によく似ているよね。
なんでも明治時代にアメリカから観賞用に持ち込まれた花なんですが、野生化しているんだとか。
だから家にも生えていたんだね。

花言葉は「臆病」
ひっそりと咲いている様子がこの花言葉を連想させます。
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