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猪独活(シシウド) Du Hu

2009/10/25
シシウド
シシウド
セリ科
学名:Angelica pubescens


人が食べる独活(ウド)と比較して、猪が食べる独活だから猪独活(シシウド)なんだとか。
花としては明日葉の花によく似てますね~。
蜜がたっぷりの花で虫がたくさん寄ってくる花らしい。
そういえば、この写真もよく見るとアブラムシくんとアリさんがみっしり。
うーん。
写真撮ってるときはアリの存在にしか気づいていませんでした。

花言葉は「健康美」
猪が食料にするくらい丈夫なんだってことなんでしょうか?
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葛(クズ) Kudzu, Kudzu-vine

2009/10/14
クズ
マメ科
学名:Pueraria lobata

別名:葛葛(クズカズラ)、真葛(マクズ)、裏見草(ウラミグサ)



とっても香りのいい花です。
山に行くと甘い香りが漂ってきて、葛が咲いているなぁとわかりますね♪

役に立つ植物で、葛切や葛饅頭の和菓子の常連。
風邪のときに飲んだりする葛根湯もこの葛の根から作られます。
蔓もかごを編んだりするし、使えるところ満載です。

花言葉は「活力、芯の強さ、治癒、恋のため息」
これはやっぱり役に立つ植物ならではの花言葉なんでしょうか??
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彼岸花(ヒガンバナ) Short tube lycoris

2009/10/06

ヒガンバナ科
学名:Lycoris radiata var. radiata

別名:曼珠沙華・曼殊沙華(マンジュシャゲ)、石蒜(セキサン)、死人花(シビトバナ)、捨子花(ステゴバナ)、一枝箭(イッシセン)、幽霊花(ユウレイバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)、剃刀花(カミソリバナ)、灯籠花(トウロウバナ)、天蓋花(テンガイバナ)、墓花(ハカバナ)、火事花(カジバナ)、狐花(キツネバナ)、狐松明(キツネタイマツ)



別名がたっくさんある花です。
秋になるとお寺や川の土手、畑や田んぼの畦に並んでいるのが目につきます。
きれいな花なんだけど、毒があるからなんでしょうか?
どちらかというと忌み嫌われている花です。
英名のlycorisは、ギリシア神話に出てくる海の精(ニンフ)のLycoriasからつけられたそうです。
ところ変われば印象もずいぶん変わるものだねぇ。

花ことばは「悲しい思い出、想うはあなた一人、また会う日を楽しみに、情熱、恐怖」
とてもさみしげな花ことばです。
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捩花(ネジバナ) Chinese ladies' tresses

2009/06/06
ネジバナ
ラン科
学名:Spiranthes sinensis var. amoena

別名:文字摺・捩摺(モジズリ)、文字花・捩花(モジバナ)、左巻(ヒダリマキ)、しんこ花(シンコバナ)



小学生のころは近所の芝生に夏になるといっぱい咲いていたネジバナ。
いつの間にか姿を見なくなってしまいました。
そういえば大学で、ネジバナは最近は貴重種だから採らないようにとか言われたっけ。
子ども時分はいっくらでも花摘んで遊んでいたのに、そんなことになっていたんですね。
このねじねじっとねじれて咲く姿がとってもかわいいんだよなぁ。

花言葉は「思慕」
郷愁を感じさせる花です。
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大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ) Iran(Persian) speedwell, Bird's eye, Cat's eye

2009/03/14
オオイヌノフグリ
ゴマノハグサ科
学名:Veronica persica

別名:瑠璃鍬形(ルリクワガタ)、瑠璃唐草(ルリカラクサ)、星の瞳(ホシノヒトミ)、瓢箪草(ヒョウタングサ)、天人唐草(テンニンカラクサ)



なんて可哀想な名前なんだろう!!
名前の意味を知ったときは、かなりがく然としました。
だって、知らないとはいえこの名前連発してたもんねぇ。。。

名前の由来は果実が犬のふぐりに似ているから。
とはいえ、別名にきれいな名前が並ぶだけにコレが通名となってしまったことが惜しいっ。

花言葉は「春の喜び、信頼、神聖、清らか」
春の喜び!
この花を見て春を感じることがしばしば。
ぴったりの花言葉です。
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芙蓉(フヨウ) Cotton rose

2009/01/25
芙蓉
アオイ科
学名:Hibiscus mutabilis


近所の駐車場にひとり生えしていた芙蓉です。
大きなピンクの花がとっても印象的ですよね。
この花、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう一日花なんです。
昔から美人にたとえられたという芙蓉。
なんだか悲しいなぁ。

花言葉は「繊細な美しさ、富貴、しとやかな恋人」
ふんわりした花びらに似合う花言葉です。
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背高泡立草(セイタカアワダチソウ) Tall golden-rod

2008/11/08
セイタカアワダチソウ
キク科
学名:Solidago altissima

別名:背高秋麒麟草(セイカタアキノキリンソウ)、閉山草(ヘイザンソウ)



子どものころ、遊び場にたくさん生えていたのを覚えています。
なぜか広まった噂が「セイタカアワダチソウの綿毛を吸うとぜんそくになる」
で、子どもって病弱にあこがれたりするじゃないですか。
一生懸命生えている前で息を吸ってみても、やっぱりとっても健康でした★

花言葉は「生命力」
この花って帰化植物なんだよね。
たくましく育って茂っている様子がしっくりくる花言葉です。
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虫取撫子(ムシトリナデシコ) Sweet William Catchfly

2008/09/21
虫取撫子
ナデシコ科
学名:Silene armeria

別名:蠅取撫子(ハエトリナデシコ)、小町草(コマチソウ)



初夏の花だそうですが、この写真を撮ったのは9月。
条件がそろえば秋にも咲くんですね。

それよりも何よりもかわいそうなのがこの名前。
花の下の茎のあたりから粘液が出てくるそうです。
ここに小さな虫がくっついていることから、虫取撫子。
でも食虫植物じゃないんだよね。
かわいらしい容貌なのに、かわいそうな名前です。

花言葉は「欺く」
でもこの虫取撫子、赤花と白花とあって、赤花の場合は「青春の恋」、白花の場合は「裏切り」なんだそうです。
ちょっと複雑。。。
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ダールベルグ・デージー Dahlberg daisy

2008/09/06
ダールベルグ・デージー
キク科
学名:Thymophylla tenuiloba

別名:ティモフィラ、デイッソディア



駐車場に咲いていた黄色い花。
もともと栽培種なので、きっと種が飛んできたんだね。
コスモスのような華奢な葉っぱがかわいいです。

花言葉は「素直」
可憐な花にとってもふさわしい花言葉です。
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藪枯らし(ヤブガラシ) Bigleaf cayratia

2008/07/06
ヤブガラシ
ブドウ科
学名:Cayratia japonica

別名:貧乏葛(ビンボウカズラ)、蝋燭花(ロウソクバナ)



道端でよく見かける蔓植物です。
なんでもほかの植物につたって伸びるので、つたわれた植物が太陽の光を浴びることができなくて枯れてしまうんだって。
だから「藪枯らし」
うーん。意外と怖い名前がついていたんだね。

食用にもなるし花もかわいいからそんなこととはつゆ知らず。
見かけると喜んでいたんだけどねー。

それも別名が貧乏葛なんてかわいそう過ぎる命名です。
だけど蜜が甘いらしく昆虫がよく寄ってくるんだって。

花言葉は、「不倫」
あぁぁぁぁ。なんて花ことばなんでしょう。。。がっくり
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銭葵(ゼニアオイ) Tree Mallow

2008/06/12
ゼニアオイ
アオイ科
学名:Malva sylvestris

別名:コモンマロウ、モルチアナ



小学生のころ、通学路にいくらでも咲いていた花です。
近頃は見かけなくなったなぁと思っていたら、会社近くの街路樹わきに生えているのを発見!
この写真はもう花も終わりかけだけど、小さな濃いピンクというか紫というか花がいっぱいつきます。

ウスベニアオイとよく似ているんですが、葉っぱが違います。
まるっこい葉っぱがゼニアオイ。
切れ目がしっかりとついているのがウスベニアオイです。

知らなかったんですが、ハーブなんですね。
花をハーブティとして飲めるんだそうです。
そしてゼニアオイに含まれる粘液は物を柔らかくする性質があるそうで、皮膚の軟化剤や咳の薬として湿布に使えるんだって。
すごいねぇ。
意外なお役立ち植物です。

花言葉は「信念」
すらっとした風貌にぴったりの花言葉です。
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山蛍袋(ヤマホタルブクロ) Campanula punctata var. hondoensis

2008/06/11
ヤマホタルブクロ
キキョウ科
学名:Campanula punctata var. hondoensis

別名:本土蛍袋(ホンドホタルブクロ)



日本に自生するホタルブクロの仲間です。
ガクの付け根の部分というのかな?
ここが丸く膨らんでいるのがヤマホタルブクロ。
それが反り返っているのがホタルブクロなんだそうです。
よくよく見ると膨らんでいるから、これはヤマホタルブクロなんですね。
確かに山地で撮ったし。

というわけで英名がありません。
今回も学名がタイトルになっています。

白と紫とあって、ホタルブクロより紫の色が濃いと聞いたんだけど、白いヤマホタルブクロしか見かけませんでした。
山に行ってぽこっと咲いているのを見るとかわいいよね。
割と群生して咲いているので、見かける頻度が多い花かもしれません。
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小茄子(コナスビ) Lysimachia japonica Thunb.

2008/06/07
コナスビ
サクラソウ科
学名:Lysimachia japonica


伊豆に行ったときに見かけた小さな花です。
地面に這うように生えていて、葉っぱに細かい毛のあるのがとても印象的。
アジア全土にあるんだけど、英名はないんだって。
なのでタイトルのLysimachia japonica Thunb.は学名です。
英名がないということは日本の在来種なんだよね。
最近帰化植物をいたるところで見かけるだけに、何やら新鮮です。

このコナスビという名前。
ちっちゃな茄子のような実がつくんだそうです。
ぅぅぅ。見たい。
伊豆じゃなく近所でも生えていないかなぁ。
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黄菖蒲(キショウブ) Yellow Flag Iris

2008/05/27
黄菖蒲
アヤメ科
学名:Iris pseudacorus


駐車場わきのちょっとしたくぼみに群生して咲いていました。
黄菖蒲はヨーロッパ原産で、明治時代に花卉として持ち込まれたものが野生化したそうです。

アヤメも菖蒲も杜若も似たような花で見分けがつきにくいですよねー。
花の咲くのは、アヤメ→黄菖蒲→杜若→花菖蒲の順番。
わかりやすいのはアヤメかな?
アヤメは乾いた土に生えてきます。
杜若は水の中から、菖蒲は湿地に生えています。
これで見分けましょう!

花言葉は「信じあう心・信じるものの幸福」
「念ずれば花ひらく」といったところでしょうか。
やっぱり心の持ちようが大切です。
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紫鷺苔(ムラサキサギゴケ) Mazus Reptans

2008/05/25
ムラサキサギゴケ
ゴマノハグサ科
学名:Mazus miquelii

別名:鷺苔(サギゴケ)



道端でよく見かける草花です。
ぺろんとした花が特徴的ですよね。
小さい頃によくおままごとでこの花を摘んできて遊んでいました。

花の形が飛ぶ鷺に似ていることからこの名前がついたそうです。
そうかぁ。
真上から花を見ると、飛んでいく鷺を見上げた形に似ているかも。

花言葉は「忍耐強い」
小さくて気づかずに踏まれることが多いこの草花。
それでも健気に花をつけるからなのかもね。
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野茨(ノイバラ) Multiflora Rose, Baby Rose, Rambler Rose

2008/05/23
ノイバラ
ノイバラ
バラ科
学名:Rosa multiflora

別名:野薔薇(ノバラ)、荊・宇万良(ウマラ・ウバラ)



上は日間賀島の港近くに咲いていた野茨。
下は無量寿寺の杜若の中に埋もれて咲いていた野茨です。

この野茨というのはアジアの日本、中国、韓国で見られる野生のバラ。
豪華なバラもいいけど、素朴な野バラもいいよね。
最近は近所で見かけることが少なくなったけど、好きな花の一つです。

ちなみにウェルナーシューベルトの野バラはピンク色。
西欧の野バラは赤いんですねー。

♪童は見たり 野中のばら

そういえば高校の音楽の時間に歌いました。
そのときは、まさか野バラが赤やピンクなんて思いもよらなかったもんなー。
思い込みってすごいです。

野バラの花言葉は「やさしい心」
見ていると子どものころに戻った気がする、それをあらわす花言葉なのかな?
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母子草(ハハコグサ) Cudweed

ハハコグサ
キク科
学名:Gnaphalium affine

別名:這子草(ホウコグサ)、御形(ゴギョウ・オギョウ)



麦畑のあぜ道にひょっこり顔を出していました。
チチコグサばかり(最近は帰化植物のチチコグサモドキのが多いかな?)で、あまりお目にかかっていなかったハハコグサです。
小学生の頃はどこにでも生えてたのになぁ。。。

老いて尚 なつかしき名の 母子草   高浜虚子

このハハコグサは別名にあるとおり春の七草のゴギョウのこと。
食べられるんですねぇ。
それも昔は草餅の材料にも使われていたんだそうです。
それが今はヨモギに取って代わられてるってコトか。
ヨモギで草餅を作るようになったのは、平安時代とか室町時代とか、はたまた明治時代という説もあります。
その理由は母と子を臼と杵でつくなんてひどい!!ということからだとか。
確かにそれはひどいけど、ちょっと食べてみたい気もします。

花言葉は「あたたかい気持ち」
母子草の名前がそのまま感じられる花言葉です。
ほんわかしていいよね。
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紫海蘭(ムラサキウンラン) Toadflax

2008/05/18
ムラサキウンラン
ゴマノハグサ科
学名:Linaria bipartita

別名:リナリア、姫金魚草(ヒメキンギョソウ)



花壇の花と思いきや、道端にぽっと咲いている草花です。
これも駐車場の隅にぽっぽっと咲いていたところを写真に収めました。
紫やピンクの花がとってもきれいなんですよねー。

英名のToadflaxから思い出すのは、Richard G. Adamsの「ウォーターシップダウンのうさぎたち」
主人公のうさぎたちが生まれたサンドルフォードで上士(アウスラ)を務めていたうさぎの一匹がToadflax。
このToadflaxってば居丈高であんまり人気のないうさぎだったんだけど、その名前についた花ってこんなにかわいらしい花だったんだなぁ。
なんだか意外。

花言葉は「私の心を知って下さい・小さな愛の始まり」
なんかいいね~~。
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浜昼顔(ハマヒルガオ) Sea Bells

2008/05/17
ハマヒルガオ
ヒルガオ科
学名:Calystegia soldanella


日間賀島のハマヒルガオです。
海辺の植物なんて普段はめったにお目にかからないんですが、やっぱり島にはありますね~。

葉っぱは厚くてつやつやしています。
やっぱり塩分から身を守るためなんですね。
日本全国どこでも見られる花なんですが、最近は自然の砂浜が少なくなって、自生を見られる機会も減ってきています。
さびしいなぁ。

花言葉は「絆」
恋人同士で海に出かけてハマヒルガオを見つけると、絆が深まっちゃったりしてね。
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瘡の王・草黄(クサノオウ) Greater Celandine

2008/05/15
クサノオウ
ケシ科
学名:Chelidonium majus var. asiaticum

別名:田虫草(タムシクサ)、疣草(イボクサ)



階段わきにひっそりと咲いていました。
雑草にまぎれて、いや埋もれて?
でもとってもきれいな花です。

名前にある瘡は丹毒のこと。
別名にタムシやイボがつくことから、皮膚病を治す薬草なんですね。

でも薬草とはいえ注意しなくてはいけません。
なんたって有毒なんです。
草を傷つけて出てくる汁は皮膚の弱い人が触ると炎症を起こしたり、食べると死に至ることがあります。
薬といっても紙一重なんですね。

花言葉は「密やかな愛・私を見つけて・思い出」
花に似て慎ましやかです。
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